ネイチャーセンス
森美術館
ほとんどの美術館では
撮影は禁止
だけれど
今回
何も気にせず撮影ができたのです
そんなことなら
一眼レフ持ってきたらよかったと少し後悔
でもでも
携帯ですがたくさん撮ってきたので
すこしご紹介
上の写真
吉岡徳仁さん作品
世界最大級の光学ガラスの塊でできた
ガラステーブル
スペースシャトルにも使用されている特殊な光学ガラスなんだとか
このガラス
まったく屈託のないものなんだなと
思ったのは
この写真↓
下には私が映ってますが
ガラスにはどんな角度からでも映らない
とてもきれいなんだ
この透明度やなめらかさ
触るとどんな感触なのかとても興味深くなりませんか
潜在的にもっている感覚に近いのかどうなのか
そして
こちらは
京都、東福寺にある重森三玲が設計した庭『銀河』
篠田太郎さんによって抽象化された『銀河』
この写真では表現されていませんが
砂紋の代わりに
乳白色の液体に時折降り注ぐ水滴の波紋により再現されていました
波紋は一瞬にして消え
しばらくして
また新たな水滴が上から
一瞬の出来事すぎて
惜しくもシャッターチャンスをのがした私
伝えられず残念
まさかこの視覚に入ってきた情報から
京都のお寺さんを想像できるでしょうか
私には。。。
想像できませんでした
だけれども
波紋をつくりだす様は
とても神秘的で
シーンとして
冷たいイメージ
これが不思議とリンクしていったのです
つたわりますか
無音のなかに
かすかな水の音
目を閉じて想像してみてください
つづいて
なんだろう
穴があいていて
ここから顔をだす
すると
あ、ぶれた
栗林隆『ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)』
自分で穴から顔を出して体験する
境界線を意識させる作品
最初はしたの世界しかみえない
どんな世界が上に待っているのか
とてもわくわくした
地中と空中の境界
違う世界を一瞬にして行き来できる
体験しないとわからないわくわく感
ほかには
手作りの屋台をひきながら
世界の境界線を見に行く旅プロジェクト
自然観について考え
それが現代の美術やデザインに
どのように活かされているか
人間の手によって生まれた作品
人間の意思と手からしかつくりえないもの
今回の作品展
作品や空間を体感するスケール感のあるインスタレーション
インスタレーションとはね
現代美術における表現手法の1つ
室内や屋外などにオブジェや装置をおいて
作家の意向に沿って空間を構成し
場所や空間全体を作品として体験させる芸術なんだとか
私はこのインスタレーションに前々からみせられていたんだ
と気付きました
こういう体験がすごく好き
観るだけではなくて
空間を体験して
その変化する様をみる
考えさせられる
五感がとぎすまされる
11月7日まで
森美術館にてやっているので
是非体験してきていただきたい